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患者の状態に応じた在宅薬学管理業務の評価

 「在宅患者緊急訪問薬剤管理指導料」を改めた

緊急時の訪問薬剤管理指導について、医師の求めにより、計画的な訪問薬剤管理指導の対象とはなっていない疾患等に対応するために緊急に患家に訪問し、必要な薬学的管理及び指導を行った場合について評価する「在宅患者緊急訪問薬剤管理指導料」を改めた。

改定前は、計画的な訪問薬剤管理指導とは別に、緊急に必要な薬学的管理及び指導を行った場合、同指導料(500点)を月4回に限り算定できた。改定後は、同指導料を「1 計画的な訪問薬剤管理指導に係る疾患の急変に伴うものの場合」(500点)と「2 1以外の場合」(200点)に分け、1と2を合わせて月4回に限り算定できるようにした。

在宅患者緊急訪問薬剤管理指導料

 厚労省が中医協総会で評価の検討を提案

「在宅患者緊急訪問薬剤管理指導料」を巡っては、2019年11月6日に開かれた中央社会保険医療協議会の総会で、厚生労働省が「在宅患者緊急訪問薬剤管理指導料」について、「患者の容態の急変等に伴い緊急に患家を訪問して薬学的管理及び指導を行った場合に算定できるが、原疾患の急変等に限られている」と説明した。

具体例として、肺気腫の在宅患者に訪問を実施していた場合を取り上げ、便秘や発熱などの肺気腫とは関係のない疾患に対応する臨時投薬に係る薬剤管理指導については、在宅患者訪問薬剤管理指導料も含め「在宅患者緊急訪問薬剤管理指導料」は算定できないが、「薬剤服⽤歴管理指導料、かかりつけ薬剤師指導料等の算定は可能」とした。その一方で、肺気腫(原疾患)の悪化に対応する臨時投薬に係る薬剤管理指導は「在宅患者緊急訪問薬剤管理指導料が算定可能」との見解を示した。

こうした現状を挙げた上で、「原疾患以外の疾患への臨時投薬に対応するために患家を訪問して薬学的管理及び指導を行った場合には、在宅患者緊急訪問薬剤管理指導料(500点)は算定できず、薬剤服⽤歴管理指導料(41点/53点)が算定されることとなる」と説明し、「原疾患以外の疾患に対応するため、訪問計画によらず、医師の求めに応じて臨時で訪問薬剤管理指導を行った場合について、評価を検討してはどうか」と提案していた。


【参考にした厚生労働省のホームページ】
個別改定項目について
https://www.mhlw.go.jp/content/12404000/000601838.pdf
令和2年度診療報酬改定の概要
https://www.mhlw.go.jp/content/12400000/000616842.pdf
令和2年厚生労働省告示第57号 別表第3(調剤点数表)
https://www.mhlw.go.jp/content/12400000/000603771.pdf
令和2年3月5日保医発0305第1号 別添3(調剤点数表)
https://www.mhlw.go.jp/content/12400000/000603920.pdf中央社会保険医療協議会 総会(第430回)
在宅医療(その1)(総-2)
https://www.mhlw.go.jp/content/12404000/000563523.pdf


執筆:CBホールディングス CBニュース編集部

本コンテンツは、厚生労働省の関連通知、疑義解釈資料(事務連絡)などをもとに作成しております。